Up 「融通無碍」 作成: 2014-11-24
更新: 2014-11-24


    修行は,カラダづくりである。
    修行でつくろうとするカラダは,「融通無碍」 のカラダである。

    「融通無碍」は,カラダが自ずとその時の最適を行う様である。
    <その時の最適>は,「その時の最適一覧」のようにまとめられるものではない。
    即ち,外延的に習得されるものではない。
    そこで,「カラダは<その時の最適>を生成できるようになる」と信じて,そのカラダづくりに努める。

    「融通無碍」 のカラダづくりは,いまの自分が思いつくだけの「その時の最適」を試し,練習することである。
    これを精進しているうちに,カラダは「融通無碍」を現してくれる。

    カラダが「融通無碍」を現さない理由はただ一つ,精進が足らないということである。
    精進は,根気である。
    修行は,根気勝負である。

    修行に入るには,この覚悟が要る。
    翻って,「教えてもらう」気分で修行に入る者は,根気勝負にすぐに音を上げ,ドロップアウトとなる。