Up 数学全般 作成: 2014-11-26
更新: 2014-11-26


    数学教育学は,数学を知らないと勤まらない。
    アタリマエである。
    しかし,数学を知るというアタリマエは,行うとなったら,途方もないものになる。
    数学は,基礎・基本の内容だけでも,既に膨大である。

    では,一部をやって全体に代えるということは,できるか?
    できない。
    学校数学の教科書にある数学は,網羅的に習得するしかない。

    算数でも?
    算数だからどう,というふうにはならない。
    小学算数,中学数学,高校数学は,それぞれ数学の小・中・高校生版である。
    算数の数学は,専門数学である。

     例 : 「数」の理解には,本来「代数的構造」「数の拡張」「同値関係・商集合」等の知識が要る。
    「比例関係」の理解には,本来「作用素を伴う集合」「加群 (module)」「準同型」等の知識が要る。

    「網羅的に習得」などできることか?
    できない。

    では,どうする?
    《やっていないところが出てきても対応できる》というカラダをつくる。
    このカラダづくりの方法は,少なくとも「集合」から「代数的構造」にわたる「数学の構成」を,かなりしっかりやることである。 ──これも相当たいへんなことだが。