Up 本質主義 作成: 2014-12-11
更新: 2014-12-11


    「数学をわかっている」には,「数学の本質主義がわかっている」が含まれる。

    数学は,「形」を主題にする。
    そして,「形」を「きまり」に表現する。

    きまりは,これを内包とする外延を導く。
    この外延の中には,日常的常識からかけ離れたものが入ってくる。

    数学は,きまりに日常の常識からかけ離れたものが入ってくることを,よしとする。
    きまりを「本質」と見なし,日常の常識を「見掛けに惑わされ本質が見えない体(てい)」ということにする。

    例えば,日常的な「四角形」を,数学は「4頂点と4辺で構成される」のきまりに表現し,このきまりで以て改めて「四角形」を定義する。
    このきまりを貫徹すると,つぎの図形が「四角形」になる:
    さらに,つぎの形が「四角形」になる: