Up 物理学・化学 作成: 2014-12-03
更新: 2014-12-12


    存在論を無用に形而上学にしないために,物理学・化学の素養が必要になる。

    物理学・化学は,それ自体「存在論」である。
    物理学・化学が存在論であることは,微視・巨視を極める相のところで,はっきりしてくる。
    量子論は,微視を極めるときの存在論というものになっている。
    宇宙論は,巨視を極めるときの存在論というものになっている。

    物理学・化学の素養は,学校数学の内容を扱うときにも,必要になる。
    学校数学の内容には,算数の「重さ」のように,物理学・化学の知識がベースになるものが,ごく低学年から登場する。
    この種の主題で,物理学・化学の素養の貧しい者が「楽しい授業」をつくれば,必ず荒唐無稽に進み,間違いをやることになる。