「直方体の切断面」の構成は,以下に示すものがシンプルである。
- つぎのものを考える:
- 平行2平面の組 P1 = ( P11, P12 )
- P1 と直交する平行2平面の組 P2 = ( P21, P22 )
- P1 と P2 は,横断面が長方形の筒の形Tをつくる。
- 平面Qを考える。
QとTの位置関係を,つぎの2通りに分ける:
- 以下,Aの場合だけを考えるとする。
- QとTの交わりを,Q′ とする。
Q′ は平行四辺形。
そして,これをつぎの2通りに分ける:
A-1. Q′ は,長方形でない
A-2. Q′ は,長方形
- 以下,A-1 の場合だけを考えるとする。
- Tと直交する平行2平面の組 P3 = ( P31, P32 ) を考える。
Q′ とP3 の交わりをSとする。
このSが,「直方体の切断面」になる。
(図は,わかりやすいように,Sの内部を着色)
- P31, P32 の位置関係により,Sは,三角形,四角形,五角形,六角形の形をとる。
- 五角形Sには,平行な2辺がある。よって,Sが正五角形になることはない。
ここでは,場合 A-2 と B を省略したが,これは考えなくてよいということではない。
場合分けが複雑になるので,省略しただけである。
練習: 省略した A-2 と B を,埋めよ。
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