- 対称関係の基本概念 (特に,自己対称形を定義するための基本概念) は,超平面に対する二点の対称な位置関係です。
- 3次元空間での超平面は,0,1,2次元超平面で,それぞれ点,直線,平面です。
したがって,「点対称」,「線対称」,「面対称」の3種類の対称関係が主題になります。
- 点対称
2点 X, Y は,点Cに関してつぎの位置関係にあるとき,「点Cに関して対称」と言う:
Cが,線分 XY の中点になっている
(Cを鏡として,互いに他の像になっている)
- 線対称
2点 X, Y は,直線Lに関してつぎの位置関係にあるとき,「直線L に関して対称」と言う:
Lが,線分 XY を垂直2等分する
(Lを鏡として,互いに他の像になっている)
- 面対称
2点 X, Y は,平面Sに関してつぎの位置関係にあるとき,「平面S に関して対称」と言う:
Sが,線分 XY を垂直2等分する
(Sを鏡として,互いに他の像になっている)