Up | 循環論法 |
推論規則の主題化は,彼らには荷が重いので,行われない。 したがって,推論があいまいになるのも,しようがないことである。 推論の間違いには,つぎの2タイプがある: 循環論法とは,「成り立つ」ことを示さねばならないものを,理由付けにおいて「成り立つ」ものとして使うことである。 この循環論法は,論理運用の経験をある程度積んでいない者の場合,ひじょうに意識されにくい。 また,指摘されても,理解しにくい。 ただし,循環論法がとらえられるとき,それは「論理」や「推論」がはっきりと意識される機会になる。 |