正負の数を直線上に配置  


    正負の数を直線上に配置することができます。
    すなわち,つぎのような対応をつくることができます:

      任意の数に対し,それに対応する直線上の一点が決まる。


    方法は,つぎのようになります:

    1. 直線を書く:


    2. 「基準」として,任意に一点をとる:


    3. 直線と平行に有向線分を任意の長さ任意の方向で書き,「単位」とする:


    4. +2 に対応する点を求めるとしよう。
      単位の (+2)倍の有向線分をつぎのように置く:


    5. そして,つぎのように決まる直線上の点を,+2に対応する点とする:


    6. 同様に,−5/3 に対応する点はつぎのようになる:


    7. 基準の点と対応する数はあるか?
      数を0に近づけると,対応する点は基準の点に近づく:


    8. よって,0に基準の点が対応している:



    なおこの対応は,つぎのようになっています:

      数a,bに対応する点をそれぞれA,Bとするとき
        a<b ならば,Aから見たBの方向は単位の向きと同じ。