Up | English 同値な倍表現  





    これらの分数表現の間にはきまりがあります。
    このきまりを確認しておきましょう。

    これが,5/2 倍の構造です。



    ここで,例えば,3倍すると赤の大きさになるものをとると,つぎのような構造図が得られます。



    もとの二量の関係をこの青の大きさでみると,(3×5)/(3×2) と表現されることになります。



    いまは「公約量」を使った構造図でしたが,「公倍量」を使う構造図の方はつぎのようになります:





    結論として,一般につぎの二つの表現は同値です:



    二つの倍表現が同値であるとき,4つの自然数の間にどのような関係が成立しているか,確認しておきましょう。



    結局,つぎの関係が成り立ちます:



    この関係が成り立つことを,図式の上でも見ておきましょう。
    まず,つぎの倍関係が成り立つことを確認して下さい。



    この図から一部を除いてつぎの図を残します:



    この図から,つぎの同値関係がわかります: