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決定論を相対化
作成: 2017-08-14
更新: 2017-08-14
ひとの世界観は,歴史的に,決定論から始まる。
世界観の単純な形は,決定論だからである。
決定論は,《物事の成り立ち・成り行きは,物理法則と初期値で決定されている》という考え方である。
ひとは「因果」の考えをふつうにするが,これは「決定論」がもとになっている。
「確率」の概念は,この決定論的世界観を相対化する。
《物事の成り立ち・成り行きは,確率的に定まる》の世界観を,決定論的世界観に対置するわけである。