Up | English 点の表現──ベクトルの表現への還元  


     実アフィン空間(E,D,)に対し,Eの要素(点)の表現は,Dの要素(ベクトル)の表現に還元されます。
     実際,一点Oを“原点”の身分で固定するとき,Eの各点Xに対しf (X)=OX(Oに対するXの変位) と定義することで,EDの間の1対1対応

fE ─→ D

    が定義されます。そこで点Xの表現の問題は,ベクトルf(X) の表現──結局,Dの要素の表現──の問題に還元されます。