Up 計算が数計算であるということ 作成: 2018-01-14
更新: 2018-01-14


    計算が数計算であるということは,計算対象が線型に整えられているということである。
    実際,数の演算は,分配法則をきまりとする加法と乗法である。
    このことは,「この演算を乗せられる構造のもののみが,計算の対象になる」を意味する。
    そしてその構造は,線型構造である:
      スカラー倍の合成が,数の積になる。
      ベクトルに対するスカラー倍が,数の積になる
      ベクトルの和が,数の和になる
      ベクトルの和に対するスカラー倍の分配計算が,数の分配計算になる