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English
空間の使用価値
作成:
1989-04-28
修正: 2002-09-18
空間は,キャンバスとして使用されます。空間の価値は,キャンバスとしてのそれの価値であり,キャンバスとしての使い勝手で空間は評価されます。
使用を想定せず,記号操作的に(論理的に)可能ということだけで,空間が作為されることはあり得ます。しかし使用がなければ,それはアブストラクト・ナンセンスとして消えます。消えないで残るとすれば,それは,現前の或る空間を相対化するという使用価値
(註)
においてです。
(註)
“色々ある空間の中の一つ”という形で相対化されていない空間は,“空間”である必要がないという意味で,“空間”ではありません。