Up 平行移動の経路依存 作成: 2018-02-18
更新: 2018-02-18


    空間探査は,地図を接ぐ作業である。
    <地図を接ぐ>は,一見つぎのように思われる:
      《時間・手間を考えなければ,空間すべての点に地図が立つ》
    しかし,こうはならない。

    <地図を接ぐ>には,<デカルト座標の保持を接ぐ>が含まれている。
    座標の保持の方法は,座標の平行移動である。
    そしてこの平行移動は,一般に経路依存になるのである。


    つぎは,座標軸を球面で平行移動しているところである。
    交差するところで,座標軸の向きが違っている。

    但し,曲面だから平行移動が経路依存になる,というのではない。,
    実際,つぎのトーラス──円筒の両端をつないだもの──は,平行移動の経路依存は生じない。