Up 『相対性理論』 作成: 2018-02-02
更新: 2018-03-11


    われわれの空間を多様体として考えようとするとき,多様体構造は4次元になる。
    ここで「4次元」を現実的なものとして考える方法は,「時空4次元」──空間の3次元と時間の1次元を合わせて4次元──である。

    空間に時間軸を加えることは,空間を「逐次更新する空間」──「進化する空間」──にすることである。
    「更新」させているものは,「運動」である。
    「進化する空間」は,「運動する空間」である。


    ここでの「時空4次元」は,『相対性理論』を展望したものである。

    『特殊相対性理論』は,運動を「等速運動」に設定した場合である。
    このときの「平行移動」は,向きを保つが,長さが変わる。

    『一般相対性理論』は,運動を「慣性運動」へと一般化した場合である。
    このときの「平行移動」は,向きも変わる。
    向きを変えるものは,「重力」という空間構造である。