《「算数科」には「数学科」と「生活科」の二面性がある》
と既に述べました。
繰り返しますと,
算数科
| 数学科 | 数学的な「形」の学習
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生活科 | 社会的マナー(ケース・バイ・ケース)の学習
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例:「長さの測定」
数学科
| 「大きさ」を「単位の何倍(いくつ分)」という形に表現する
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生活科
| 自分にもひとにも有効な(特に,ひとに受容/容認される)
「単位」と「測定値」の使用
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- 「教室の1辺の長さ」の場合:
「m(メートル)」を使い,コンマ1程度の小数を値にする
- 「CDの収納箱の設計」の場合:
「cm」ないし「mm」を使い,「mm」単位で整数になる値にする
さて,「グラフ」の主題における「数学科」と「生活科」は,つぎのようになります:
- 数学科: 量の「同型」の応用
- 生活科:「グラフ」を形とした「情報デザイン」
- わかりたい人に対し,わからせる──そのためのデザイン
- 不特定者に対し,関心を抱かせ,わからせる──そのためのデザイン
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