Up 「グラフ」の主題における数学科と生活科 作成: 1997-01-30
更新: 1997-01-30


    《「算数科」には「数学科」と「生活科」の二面性がある》 と既に述べました。
    繰り返しますと,

      算数科 数学科 数学的な「形」の学習
      生活科 社会的マナー(ケース・バイ・ケース)の学習

    例:「長さの測定」

      数学科 「大きさ」を「単位の何倍(いくつ分)」という形に表現する

      生活科  自分にもひとにも有効な(特に,ひとに受容/容認される)
      「単位」と「測定値」の使用

    • 「教室の1辺の長さ」の場合:
        「m(メートル)」を使い,コンマ1程度の小数を値にする

    • 「CDの収納箱の設計」の場合:
        「cm」ないし「mm」を使い,「mm」単位で整数になる値にする

    さて,「グラフ」の主題における「数学科」と「生活科」は,つぎのようになります:
    • 数学科: 量の「同型」の応用

    • 生活科:「グラフ」を形とした「情報デザイン」
      • わかりたい人に対し,わからせる──そのためのデザイン
      • 不特定者に対し,関心を抱かせ,わからせる──そのためのデザイン