Up 学生には,せいぜいこの程度」を考える 作成: 2008-06-06
更新: 2008-06-06


    学生に対し,寄って集(たか)っていろいろなことをやらせようとするのは,ダメ。 人間には容量というものがある。 それを越えて詰め込もうとすれば,相手を壊すことにしかならない。

    「学生にどのようなものをどのくらい与えるか? 学生がこれを消化吸収するのをどのくらい待たねばならないか?」と考える。 このとき,「学生には,せいぜいこの程度」が出てくる。

    教員養成は,短期養成にはならない。
    学生はいかにも中途半端で頼りない感じで卒業する。
    しかし,こんなもんである。

    教員は,「長い年月をかけてだんだんとカラダがつくられていく職人」の一種である。
    時間には,はしょれる時間とそうでない時間がある。
    そして,成長の時間は,はしょれない。
    はしょれない時間をはしょろうとすれば,破壊になる。