Up 「文章力がある」は「論理が身に付いている」と同じ 作成: 2008-03-23
更新: 2008-03-23


    文字の羅列を意味あるものにするのは,文法。
    文章をひとが読むものにするのは,論理。
    文章力があるとは,論理的な文章をつくる力があるということ。
    ──よって,「文章力がある」は,「論理が身に付いている」と同じ。


    論理は,ある理論の論理のことであり,論理一般というものはない。
    ──自分の知らない分野 (理論) に対しては,文章は書けない。 自分が文章を書ける分野 (理論) とは,それの論理を知っている分野 (理論) のことである。

    ただし,一つの分野 (理論) においてしっかり文章が書けるようになると,新しい分野 (理論) においても文章が書けるようになる。 これを「転移 (transfer)」という。

    逆に,「一つの分野 (理論) においてしっかり文章が書けるようになる」をやっていなければ,論理的な文章をずっと書けないままとなる。

      註 : 力の陶冶は,「広く浅く」はダメ。
      「一つのことを深く」が基本である。