Up 「心臓の鼓動」のメタファ 作成: 2012-12-31
更新: 2013-01-02


    心臓の鼓動が止まると,血流が止み,組織が死に,命の終わりとなる。
    死なないために,心臓は鼓動していなければならない。

    学校数学は,生きる系である。
    学校数学が生きる系であるということは,<鼓動する心臓>をメカニズムとして備え,稼働しているということである。

    実際,学校数学の<鼓動する心臓>となるものがいろいろある。
    これらのあることが,学校数学が存在しているということである。

    <鼓動する心臓>のいろいろは,規模・周期のいろいろでもある。
    規模と周期は相応じる。 すなわち,規模が大きければ周期も長い。
    およそ10年ごとに改訂される「学習指導要領」は,このようなものの一つである。
    およそ20年ごとに改装される「数学的○○」(「数学的考え方」「数学的問題解決」「数学的リテラシー」) も,この一つである。

    団体主催の定期研究大会の意義も,<鼓動する心臓>である。
    団体にいろいろあり,定期に4年毎,各年,春秋開催等々いろいろあり,規模に全国的・地域的・一学校等々いろいろあり,研究共有の方針に,外への発信をねらったもの・内輪のものといろいろある。
    一学校では,毎年新たに研究課題を立て研究体制をつくるというのが,ふつうである。