Up 「算数」は,方便 作成: 2014-01-20
更新: 2014-01-30


    算数の授業は,なんでああなのか?
    算数の授業は,「数学を養う」と「元気を養う」の二つを重ね合わせるものになる。
    しかし,現実問題として,小学校では「数学を養う」はできないものになる。
    そこで,「元気を養う」が残る。
    そしてこのとき,算数の授業はああなる。

    「元気を養う」は,何でもありである。
    では,なぜ「算数の授業」にする必要があるのか?
    「元気を養う」という授業は無い。
    「元気を養う」は,何かの授業の形に仮託して行う。
    「算数の授業」は,「元気を養う」の方便である。

    「元気を養う」は,何でもありである。
    「元気を養う」を損なうことだけが,やってはならないことである。
    「数学を養う」は,現実に,「元気を養う」を損なうものになる。
    よって,算数の授業としてやってはならないものになる。

    「元気を養う」が主で「数学を養う」は副か?
    そうである。
    だから,算数の授業はああでよい。
    実際,「数学を養う」は,つぎの位置づけになるものである:
     《 これをやれる力が自分にあり,
    そして「元気を養う」を損なわずにやれるのなら,
    やりなさい》