Up 系均衡の相 作成: 2014-01-30
更新: 2014-01-30


    「算数の授業」は,人の生態の系の現象である。
    学校教育は,人の生活・生業(なりわい) をつくる。
    その生活・生業は,多様である。

    教員がいて,生徒がいる。
    教育行政の職で生計を立てている者がいる。
    教育産業で生計を立てている者がいる。
    それぞれに家族ないし生計をともにしている者がいる。
    等々。

    この多様な生活・生業は,一つの複雑系をなす。
    系は,要素が衝突しつつ均衡する。
    すなわち,<生きる>で衝突しつつ共存する。

    「算数の授業」は,この系の均衡相の一つである。
    算数の授業が「算数の授業」でなくなることは,これによって生活・生計を脅かされる者が出てくること,そして系が均衡から攪乱の相に移ることである。
    系は,攪乱を嫌う。
    算数の授業は,「算数の授業」の形で,安定を保つ。