Up 系活性維持機能 作成: 2014-01-28
更新: 2014-01-30


    心臓は規則正しく鼓動し止(とど)まらない。
    止まることは,死ぬことである。
    一方,心臓が規則正しく鼓動し止まらないことは,意識にのぼらない。

    算数科は生き物である。 生き物であるとは,活性化しないと萎んでしまい,そして死んでしまうということである。 算数科があるとは,<算数科を活性化し続けているもの>があるということ。
    <算数科を活性化し続けているもの>は,「算数科を活性化し続けているもの」というふうには意識にのぼらない。 しかし,これが無くなることは,算数科が萎んで無くなることである。

    <算数科を活性化し続けているもの>は,いろいろある。
    これらは,算数科を保てる形をつくり,保守している。

    そして,算数の授業が「算数の授業」なのは,「算数の授業」が算数科の保たれる形だからである。
    ──翻って,「数学を養う」が行われていないことは,《「数学を養う」は,算数科を保てなくする形である》を示している。

    教員の研究会活動は,<算数科を活性化し続けているもの>の一つである。
    研究大会の講演や公開授業は,参加教員を元気にするためのものである。 ──萎ませるものであってはならないものである。
    そこで,講演は,算数の授業として「算数の授業」を説くものになる。
    研究授業は,「算数の授業」をデモンストレーションするものになる。