Up 教材  


    つぎのことが教材コンテンツの条件になる (これらは互いに関連している):

    • 本質的・核心的
    • シンプル
      • 主題を拡散させる要素の排除
      • ノイズ,装飾の排除
    • 容易
      • <容易>を実現する題材・例をみつける
      • 相手が受容を強制される内容をとことん削る
        特に,新しい用語・記号の導入は,ほんとうに必要なときだけ


    「<容易>を実現する題材・例をみつける」は,主題の正確な理解・熟知を要する。
    したがって,授業の初心者の場合,ここのところで先ずミスをおかす。──筋違いの題材・例をもちだす。

    容易と遊びを混同しないこと。

    • 教員養成コース学生の一般的傾向として,容易とおもしろおかしくを混同するというのがある。たとえば,キャラクターを登場させることを好みます。
      しかしこれらは,容易の実現ではなく,遊びの導入。このことを,きちんと認識すること。──実際,主題の学習上,それらはノイズでしかない。
    • 遊びを導入する目的は,一般に,学習者をリラックスさせること。
      遊びは,その意味・必要性をきちんと考え,ほんとうに必要な場合に限って,そして必要量だけ,導入する。