Up 忘れる 作成: 2011-03-10
更新: 2011-03-10


    アタマに入れたことを忘れないようにしようとするのは,よくない。
    授業中に記憶がとんでしまったとき,ひどい目にあう。
    すなわち,アタマが真っ白状態になる。

    要するに,《アタマに入れたものを出す》という構えが,よくないのである。
    つぎの思いにアタマが支配されてしまう:
     何かあったはずなのだが,それは何だったっけ?
    ほんとうは,これではなかったはずだ‥‥
    これのつぎは,何だったっけ?

    こういうわけで,指導案を<覚える>のつぎは,これを<忘れる>である。
    ──ただし,これの意味は:
      <教える>を,アタマのことにしないで,カラダのことにする。