Up 台本の書式のイデオロギー 作成: 2011-03-10
更新: 2011-03-10


    教員/学校によっては,台本のフレームをつぎのようにしていることがある:

    生徒の活動 教師の支援


    ‥‥‥‥

     


    ‥‥‥‥

     

    これは,「子ども主体」のイデオロギーに台本の形式を従わせたものである。
    すなわち,つぎがこのときの立場である:
      授業の契機は,子どもにもたせる。
      子どもによる契機解発で,授業局面が展開される。
      教員は,これを支援することが役割である。

    しかし,少なくとも算数・数学科に限っては,台本にこのようなフレームは使えない。

    教育実習に行く学生は,つぎのことを事前によく承知していることが必要になる (これは大学が行う「教育実習事前指導」では指導されない):
      「現実問題として,学校現場にはそれぞれ優勢なイデオロギーというものがあり,そして指導案の形式にはイデオロギーとつながっているものがある。」