授業のストーリーづくりは,<わからない>を<わかる>にかえるプロセスを理詰めでつくることである。
註 : |
《理を基に授業を生成》は,言うは易く行うは難い。修行してだんだんにできるようになるものである。
授業の初心者は,どうしても,理からではなく形から授業づくりに入るふうになる。
授業のストーリーづくりを,授業の格好・体裁づくりにしてしまう。
即ち,「生徒に受ける/飽きさせない教材・パフォーマンス」「生徒の主体的活動」「コミュニケーション」「机間巡視」「一人ひとりの意見を大事に扱う」「じょうずな板書」といったものを組み合わせ,授業時間を埋めることが,作業になってしまう。
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プロセスの理詰めの構成は,局面の構成の図を描くものになる。
局面構成図は,《モジュールを下位モジュールが構成する》という形になる。
どの深さのモジュールまで描くかで,ラフな図から詳細図まで,図のバリエーションが得られる。
局面構成図は,このバリエーションを念頭において,目的に応じ作成することになる。
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