Up 授業は,不器用でよい 作成: 2011-02-25
更新: 2011-02-25


    授業パフォーマンスで無器用であることは,悪い授業をするということではない。

    <わからせる>ができなかった授業が,「悪い授業」である。
    授業の「悪い」は,質の問題であるから,決定的である。
    授業パフォーマンスの無器用は,量の程度問題であり,決定的ではない。

    無器用も,良い授業に向かうふうになっていれば,だいじょうぶである。
    一方,器用であっても,良い授業に向かうふうになっていないのは,ダメである。

    しかも,器用は,自分の<悪い授業をしてしまう>に目を向けない傾向がある。
    これに対し,不器用は,自分の不器用を通して<悪い授業をしてしまう>に目を向けるので,不器用と<悪い授業をしてしまう>の両方を次第に改善していく。
    こうして,器用は,不器用にやがて追い抜かされる。 (『うさぎとかめ』の寓意!)