実際，式や図を書くのも推論である。 正しい推論をするとは，正しい書き順で書くということである。 自分が過ごしてきて慣れたものに，ひとは無意識になる。 教員は，書き順を無意識のものにしてしまっている。 そこで，「より良いコミュニケーション・メディア」の思いでディジタル・ディスプレイを使ったりするが，これが大きな落とし穴になる。 一括ディスプレイを免れないディジタル・ディスプレイは，数学の授業では最悪のものになる。 (  「ディジタル教材の考え方」)
書き順を伝えるのに最良のメディアは,「チョークと黒板」である。 そこで，数学の授業は，「チョークと黒板」が基本になる。 |