Up | 論理を問う「なぜ」 | 作成: 2011-03-03 更新: 2011-03-03 |
この方法論は,つぎのものである: 公理と推論規則は,二値論理を定める。 すなわち,公理を起点にする推論は,真な命題を導く推論である;真な命題でない命題は,これの否定が真な命題になるものである。 諸学は,数学を手本にするが,形式言語の方法が無理なために,二値論理にならない。 諸説色々というふうになる。 数学の授業は,数学の方法論を併せて教えていることになる。 数学科の単元に「論証」があり,これが数学の方法論 (以下「論証」と呼ぶ) を特個的に扱う単元ということになるが,「論証」は数学科のすべての内容に存る。 「論証」を意識させ,これを実践させる問いが,論理を問う「なぜ」である。 授業では,この「なぜ」がつねに発問の中心になる。
生徒が,答えを返す。 教師は,この答えを全員に共有させる。 (「○○さんの考え方,みんなわかった?」) そして,なぜそれが答えになったのかを問う。 (「なぜ?」) 問うているのは,どんな推論をしたかである。 |