Up 繰り返し 作成: 2011-03-03
更新: 2011-03-03


    わかるためには,繰り返される必要がある。
    カラダは,不自由なものである。 一つのことがカラダに入るためには,それが何回も繰り返される必要がある。

    日常語の「同じことの繰り返し」には,「無駄」の意味が含まれている。
    しかし,授業においては,同じことの繰り返しは,最も重要なものになる。

    そこで,教員は,繰り返しを作為しなければならない。
    無駄のない繰り返しを,上手に演出しなければならない。

    繰り返しのパフォーマンスは,<繰り返しをつなぐ>である。 <切らないようにする>である。
    教師の発問に対し,生徒が答える。 このとき教師が先ずしなければならないことは,この答えをつなぐことである:
     みんなわかった?いま○○さんが言ったことを,△△さん,言ってくれるかな?
    先生には○○さんの言った意味がよくわからなかったんだけど,ほかのひと,教えてくれない?
    授業の素人は,これの逆をする:
     なるほど,そうだね。