Up すばらしい授業」教団 作成: 2012-11-29
更新: 2012-11-29


    ムーブメントになった「すばらしい授業」は,つぎに,集団のダイナミズムを現してくるものになる。
    このダイナミズムは,個人に役割を与えていく。
    個人は,この役割に抗えない者になる。

    役割は,タイプが3つである。
    すなわち,教主・執行部・一般会員である。
    これは,構造的に,教団 (「教主・高弟・一般信者」) の現出である。

    教団において,教主は,一般信者の期待を裏切れない者である。
    一般信者は,教義に異を唱えられない者である。
    高弟は,教団の維持に禍となるものを許してはならない者である。
    3つの役割は,互いに牽制し合い,互いにすくみ上がる格好をつくる。
    個人は,それぞれ引っ込みのつかない者になる。
    教団の硬直化である。

    教団の現出とこれの硬直化に続くフェーズは,自然崩壊である。
    <飽きる>が,自然崩壊の形である。

    これが,教団のライフサイクルである。
    したがって,構造的に教団である「すばらしい授業」教員救済企画に対しても,純粋な形では,このライフサイクルを展望することになる。

    すばらしい授業」教員救済は,様々な地に様々な形で繰り返される。
    そしてこれらが,教員世界の活性をつくり出している。
    経済に喩えると,「景気」「経済効果」をつくり出しているわけである。