Up 論争は,いずれかに与するといったものではない 作成: 2012-01-10
更新: 2012-01-10


    「かけ算の順序」論争は,数学のない論争である。
    図式としては,遠山主義とモンスターの論争である。
    どちらかに与するというものではない。

    学校数学は,遠山主義に与している。
    これは,かけ算の立式が数学でのかけ算の立式と同じになることが,せめてもの救いである。

    学校数学がモンスターの側に与することは,いまも将来もないが,二者択一の仮想においても,モンスター側に与するものではない。
    「かけ算に順序はない」の反数学,そして<理論がない>に与するということが,モンスターの側に与するということだからである。