Up 「かけ算の順序」の学校数学と遠山主義 作成: 2012-01-04
更新: 2012-01-10


    学校数学の「かけ算の順序」は,「1あたり量 × いくつ分」である。
    「1あたり量 × いくつ分」は,遠山主義の<数は量の抽象>の内容になるものである。

      註: 数学は,<数は量の比>である。

    <数は量の抽象>の立場では,数の積は「量の積」の抽象でなければならない。 そこで,「量の積」を作為する。 これが,「1あたり量 × いくつ分」である。
    そしてこのとき「1あたり量」を量にするために導入される概念が,「内包量」である。 ──これが,「内包量」の出自である。
    これらの作為は非数学であり,無理矢理の作為である。──引っ込みがつかなくなってやった作為である。