Up 「剰余類」の実用性 作成: 2012-05-18
更新: 2012-05-18


    1から始まる通し番号をもった住民が,集合している。
    全部で何人いるかを気にせず,彼らを同じ人数でなるグループに分けたい。

    3つのグループに分けたいときは,彼ら自身に3を法とする剰余類をつくらせればよい。
    すなわち,番号を3で割った余りが0,1,2の区画を定めて,彼らに移動するよう指示する。
    一般に,n個のグループに分けたいときは,nを法とする剰余類をつくらせる。

    きっちり同じ数になるわけではないが,この方法だとほとんど同じ数になる。
    実際,通し番号に欠けがなければ,グループ間の人数の違いは,あっても1である。