|
「2で割り切れて3で割り切れる数は,2×3で割り切れる。
一方,4で割り切れて6で割り切れる数は 4×6で割り切れる,とはならない。
2と3が素数であることが,本質的に効いている。」
さて,この本質を<構造>のことばで表現するとどうなるか?」
|
学習がこのような思考に進んでいるとき,学習は「構造の理論に回収」に入っていることになる。
「倍数・約数」を回収する代数的構造の理論は,「イデアル」である:
|
nの倍数全体 | → | 「イデアル」 |
素数pの倍数全体 | → | 「素イデアル」 |
公約数 | → | 「公約元」 |
最大公約数 | → | 「最大公約元」 |
数の「互いに素」 | → | イデアルの「互いに素」 |
|
|