Up イデアル── 構造の理論 作成: 2012-05-19
更新: 2012-05-19


    2で割り切れて3で割り切れる数は,2×3で割り切れる。
     一方,4で割り切れて6で割り切れる数は 4×6で割り切れる,とはならない。
     2と3が素数であることが,本質的に効いている。」
     さて,この本質を<構造>のことばで表現するとどうなるか?
    学習がこのような思考に進んでいるとき,学習は「構造の理論に回収」に入っていることになる。

    「倍数・約数」を回収する代数的構造の理論は,「イデアル」である:
      
    nの倍数全体「イデアル」
    素数pの倍数全体 「素イデアル」
    公約数「公約元」
    最大公約数「最大公約元」
    数の「互いに素」 イデアルの「互いに素」