Up 「関数」の授業設計 作成: 2011-04-14
更新: 2011-04-14


    中学数学の「比例関数」は,「関数」をこの主題の基本構成要素にする。
    よって,「関数」の数学を避ける体(てい) で「比例関数」を理解することはできない。

    「関数」は,つぎの文脈で出てくる:
    1. 小学数学の「比例関係」に対し,<量>を集合として捉え,「比例関係」を2<量>間の「関数」として捉える。
    2. 一つの比例関係fに対し,量の単位を固定し,数値の対応を導く。
    3. 数値を集合<数>の要素として捉え,数値の対応を<数>の間の「関数」として捉える。
    4. このようにして導かれる関数が,中学数学の「比例関数」である。

    「関数」の指導は,「関数」の概念をしっかり明示するふうでないと,失敗する。
    よって,「関数」の指導は,どうしても,「比例関数」の指導の文脈から一時逸れる格好になる。 これは,しようがない。


    「関数」の授業設計の内容については,つぎへ: