Up 中学数学以降の流れ  


    現行の小学算数は,「量と数」を「数=量」に進めていく。
    そして,中学数学は「数=量」から始まる。
    高校数学になると,「ベクトルとスカラ」の形で「量と数」が非明示的に復活する。 すなわち,
    1. 「量は<単位の何倍>で表され,<何>のところに数がくる」と,「ベクトルを単位ベクトルのスカラ倍で表す──=a」が対応。
    2. 「量の倍の計算は数の積になる」と,「b= b(a) = (ab)」が対応。
    3. 「量の和の計算は数の和になる」と,「=a+b= (a+b)」が対応。

    さらに,大学数学になると,線型代数の中で,小学数学の比例関係「f(×n) = f()×n」が復活する。