Up 例:負の数は,「逆溯行から導かれる数」 作成: 2010-12-16
更新: 2010-12-16


    「量の比」としての正負の数は,学校数学の内容にされない。

    学校数学では,正負の数は,「‥‥ → 3 → 2 → 1 → 0」の溯行をさらに進めるときに現れてくる数,みたいに導入される。 あるいは,正逆2方向の量の「抽象」として導入される。

    このように導入される正負の数に対しては,積 (記号「×」の文法) の指導を組み立てることなどは無理である。 しかし無理を通すわけであるから,指導はひどくナンセンスなものになる。