Up 「授業がうまい」は,エンターテナーとして優秀ということ 作成: 2014-07-31
更新: 2014-07-31


    授業のゴールは,生徒の<わかる・できる>である。
    授業の評価は,生徒を<わかる・できる>に至らせたかどうかである。
    「授業ができる者」とは,生徒を<わかる・できる>に至らせることのできる者のことである。

    ゴールが先ずある。
    これに,ゴール到達の行為が自ずと順う。
    このプロセスを取り上げると,「授業」ということになる。
    授業は,結果である。
    この意味で,授業の極意は「授業しない」である。

    教員が褒め言葉としてつかっている「授業がうまい」は,生徒の<わかる・できる>とは無縁である。

    「授業がうまい」は,MC, エンターテナーとして優秀ということである。
    MC, エンターテナーの技で生徒を授業につなぎとめることに巧み,ということである。
    授業者 (生徒を<わかる・できる>に至らせる者) として優秀,ということではない。

    「授業がうまい」は,「授業ができる」ではない。