授業法は,「授業はこうすべし」「授業はこうしたらできる」を述べるものである。
このとき,「授業」は論理的概念になっていて,「授業はこうすべし」「授業はこうしたらできる」は「授業」の論理的含意として導出される。
論述のスタイル・内容は,書き手によっていろいろである。
わたしの場合は,以下の構成・内容で書くことになる。
- 授業は,生徒を何かについての<わかる・できる>に導くものである。
よって,授業構築は,何の授業であるかを定めることから始まる。──「○○の授業」
「○○」には,数学の主題が入る。
- このとき,授業のゴールは,生徒が○○をわかる/できることである。
そこでつぎに,「○○をわかる/できる」の中身を定める。
この中身は生徒依存である。言い換えると,生徒仕様である。
- そして,指導方法を定める段となる。
指導法一般は,「肝心を行う──余計を行わない」である。
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