Up 授業法 : 要旨 作成: 2014-08-03
更新: 2014-08-03


    授業法は,「授業はこうすべし」「授業はこうしたらできる」を述べるものである。
    このとき,「授業」は論理的概念になっていて,「授業はこうすべし」「授業はこうしたらできる」は「授業」の論理的含意として導出される。

    論述のスタイル・内容は,書き手によっていろいろである。
    わたしの場合は,以下の構成・内容で書くことになる。
    1. 授業は,生徒を何かについての<わかる・できる>に導くものである。
      よって,授業構築は,何の授業であるかを定めることから始まる。──「○○の授業」
      「○○」には,数学の主題が入る。
    2. このとき,授業のゴールは,生徒が○○をわかる/できることである。
      そこでつぎに,「○○をわかる/できる」の中身を定める。
      この中身は生徒依存である。言い換えると,生徒仕様である。
    3. そして,指導方法を定める段となる。
      指導法一般は,「肝心を行う──余計を行わない」である。