Up 「素人は,肝心をしない」 作成: 2014-07-31
更新: 2014-07-31


    肝心は,これの中身になるものがわかって,できることである。
    肝心がわかるためには,肝心の中身になるものの修得が要る。
    これをする修行を積まねばならない。
    その修行の前に在る者を,「素人」という。

    素人に肝心を説くことはできない。
    素人が肝心がわかるようになる修行も,「肝心を聴く」でない。

    「数学の授業」の場合だと,これの「肝心」は,「数学を修行した上でさらに修行するもの」ということになる。

    「肝心をしない」のは,「不注意」とか「意識が低い」とかの問題ではない。
    経験値の問題である。