Up | 要 旨 | 作成: 2013-03-06 更新: 2013-03-07 |
これの実現の仕方として行うものは,大きくカテゴライズしてつぎの3つである:
すなわち,一つの行うことは他の二つを合わせて行うことである。 「数学授業とは何かを考えられるようにする」は,「学生を,数学授業とは何かの問いを立てる者にする」である。 数学授業とは何かの問いを自らに立てさせるものは,気づきではなく,能力である。 この能力の陶冶を,数学教育の授業・ゼミは行う。 「数学授業の形(かた) を伝え,練習させる」で謂う「形(かた)」とは,端的に「導入・展開・まとめ」である。 授業を理詰めで構成するとき,それは「導入・展開・まとめ」の形になる。 「導入・展開・まとめ」は,授業構成のロジックを体現するものである。 <算数・数学科の授業を担当してよい者>は,人から教えられて成るものではない。 成長を実現するのは,自分である。 そこで,学生には,<算数・数学科の授業を担当してよい者>へと自分で自分を成長させる修行法をつかませることになる。 修行法の伝授は,《練習を課し,これを通して身につけさせる》がこれの方法になる。 ──「体得」が,方法である。 |