Up 体系バラバラ主義と人間機械論の関係 作成: 2008-03-17
更新: 2008-03-17


    「数学教育に対する心理学的アプローチ」の研究スタイルでは,「処置が施されたグループとコントロールグループの間に有意差が認められた/認められなかった」を出すことが業績づくりの形になる。 したがって,このスタイルで扱えるものが研究テーマになる。
    研究テーマになり得るものは,一回性/単発の教授/学習である。
    逆に,研究テーマにならないものが,「体系の教授/学習」である。

    こういうわけで,「数学教育に対する心理学的アプローチ」につく者は,だいたいが,体系バラバラ主義的な数学教育論につく。
    逆に,体系バラバラ主義的な数学教育論を退ける者は,「数学教育に対する心理学的アプローチ」はとらない。