Up 通時・共時 作成: 2010-08-04
更新: 2010-08-04


    「温故知新」「他山の石」のことばがある。
    「温故知新」は,通時の同型の認識である。
    「他山の石」は,共時の同型の認識である。

    「温故知新」の同型の認識では,「いまとむかし」の教養が条件になっている。
    「他山の石」の同型の認識では,「こことあそこ」の教養が条件になっている。
    実際,「いまとむかし」「こことあそこ」の教養があって,そこからあるいはそれと相伴って「温故知新」「他山の石」となるわけである。

    同型の認識は,教養が地盤になっている。
    一般に,数学は教養が地盤になっている。