Up 数学は教養と合わさって有用を現す 作成: 2010-08-03
更新: 2010-08-03


    数学のカラダは,先ず,自分の世界をつくるカラダである。 ──例えば数学を使って問題を解くカラダである以前に,自分の世界をつくるカラダである。

    世界をつくる素材は,教養である。
    特に,教養がなければ,数学は発揮のされようがない。すなわち,数学は存ることができない。

    数学と教養の関係はどのようか?
    数学のカラダは,ある時ふいに,自分が教養としてもつ或る対象Aと対象Bに連関を感じる。 そしてその連関を「同型」として見出す。
    その同型は,ほとんどが,数学的な同型ではなく曖昧な同型である。それでも,この同型の抽出は,数学のたまものである。