Up 「数学の授業」は, 主観の自称 作成: 2012-08-29
更新: 2012-09-02


    学校数学は数学ではない。
    では,学校数学は,どのようなものとして現前しているのか?

    「数学の授業」は,主観がつくる。
    ここで主観とは,授業者個人から教育行政・ビジネス・学会等々,さまざまなレベル/次元で考えられるシステムの主観のことである。
    「数学の授業」の内容は,主観に所与の「数学」,あるいは主観の思う「より生徒のためになる数学」,あるいはさらに「数学よりもっと生徒のためになるもの」である。
    生徒はこれを勉強する。

    よって,つぎのようになる:
       「数学の授業」は,「数学の授業」の主観が「数学の授業」を自称したもののことである。
    特に,「数学の授業」は,授業内容が数学であることによって「数学の授業」なのではない。