Up 学界の "publish or perish" 作成: 2012-08-25
更新: 2012-11-16


    学界は,自身の経済の論理を "publish or perish" の形に現す。
    "publish or perish" は,「新作」創出を興すパラダイムを呼び込む。
    現前のものでは,「数学的考え方」→「数学的問題解決」→「数学的リテラシー」 があり,これは<学校数学出口論の同型再起動>タイプである。

    パラダイムである出口論は,学校数学のプロジェクト/ムーブメントの主流を興す。
    パラダイムのスイッチは,主流出口論のリセットであり,主流プロジェクト/ムーブメントのリセットである。
    「数学的考え方」「数学的問題解決」「数学的リテラシー」の変遷は,このようなものである。
    一つのプロジェクト/ムーブメントのライフサイクルは,「数学的考え方」「数学的問題解決」の場合,約20年である。

    プロジェクト/ムーブメントの機能は,数学教育界の活力をつくり出すことである。
    プロジェクト/ムーブメントは飽きられ,効果が減衰する。 このとき,プロジェクト/ムーブメントをリセットし,新しく装いしたプロジェクト/ムーブメントによって数学教育界が再び活力をもてるようにする。

    「活力」の内容は,「新作」創出である。
    出口論主流のプロジェクト/ムーブメントは,「新作」創出を盛んにすることが機能・役割である。

    このとき,「新作」創出のしくみは,「数学」を用いるというものである。
    実際,「数学」だと「新作」創出に入りやすい。

    そして,この「数学」の「新作」創出が,「何でもあり」を現すものになる。
    数学教育界の活力をつくり出すことを自身の機能と役割にする出口論主流は,「何でもあり」を自身の機能と役割にするものなのである。