Up はじめに 作成: 2010-10-16
更新: 2010-10-17


    『なぜ学校数学か?』を標題とする本論考は,「数学を勉強して何の役に立つ?」の問いに対する答えを探求しようとする。 この課題を立てるのは,答えを未だ得ていないからである。

    学校数学出口論は,「数学を勉強して何の役に立つ?」の答えを示していることになる。 実際,学校数学は,時の主流出口論に導かれるように運動している。
    そこで,本探求は,作業の一つとして,出口論の参照へ進む。

    数学を勉強して何の役に立つ?」の答えの探求は,ことばに不自由する。 そこで,随伴的に「言語」が主題化される。
    一方,出口論は,ことばの問題がクリアされていることになる。
    そこで,「出口論の参照」では,出口論の言語の参照が主要項目の一つになる。