Up 研究活動で<前と同じことを繰り返せる> 作成: 2010-11-09
更新: 2010-11-09


    一つの出口論主流の終焉は,新しい出口論主流の開始である。
    そしてこれは,前と同じことの繰り返しになる。

    同じことの繰り返しを可能にしているものとして,つぎの3点を挙げる:

      (1) 同じ手法を使える
      (2) 世代忘却・主役交代
      (3) 標題効果


    (1)「同じ手法」

    出口論主流は,一般的な能力語「○○」を立てる。
    これに,つぎのタイプの「研究」が続く:
    1. 概念分析研究:
        ○○の意味・内容は?
    2. 授業実践研究:
        概念分析研究から「○○」の要素行為となった「△△」に対し,
        <△△の行為をいろいろ・たくさん課す>の指導法は?
    これは,表象主義の手法である。


    (2) 世代忘却・主役交代

    「同じことの繰り返し」と思われてしまうと,「攪乱」にならない。
    しかしここで,世代忘却とか主役交代が効いてくる。


    (3) 標題効果

    標題で,「これまでにはなかった新しいもの」を演出できる。
    ただしこの演出が成功するためには,うまい標題がつくられる必要がある。
    この意味で,「ストラティジー」「リテラシー」 は,よくできた標題になっている。